領有権を巡る争いが続く南シナ海に、中国が設立した新しい市。民生部が2012年6月21日発表した。西沙(パラセル)、南沙(スプラトリー)、中沙の3諸島と周辺海域を管轄し、市 政府は西沙の永興島に置いた。一方、ベトナムは同日、海洋法を採択し、同地域の領有権を強調している。
(中国総合研究センター 鈴木暁彦、秦舟)