中国研究会開催報告&資料
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第13回研究会「中国におけるハイテク産業パークの背景、現状及び最新動向」/講師:張輝(2009年1月30日開催)

 中国総合研究センターの主催により、1月30日(金)、「中国におけるハイテク産業パークの背景、現状及び最新動向」を題とする第13回研究会がJSTにて開催された。

第13回研究会の様子
張輝氏

 講師を務めたのは、株式会社技術経営創研社長、経営コンサルタント・張輝である。張社長は長年中国ハイテク産業の研究および追跡調査を続けている。今年、中国は改革・開放30周年、タ イマツ計画発足20周年を迎えた。この30年間中国経済は成長し続けている。ハイテク産業パークの成功はその鍵の一つと言われており、中国ハイテク産業成功の秘訣に益々関心が高まっている。張 社長の講演では20年前中国科学技術部が打ち出したタイマツ計画の経緯はじめ、中国ハイテク産業パーク設立当時の背景、現在のハイテク産業開発区の地理的分布や行政構造、政 策およびハイテク産業パークの最新動向など、事例を挙げながら、詳しく説明および分析した。現在中国全土に54箇所あるハイテク産業開発区は、面積の合計は国土の3/10,000にも及ばないが、そ の総生産額は中国GDP(国内総生産)の7.1%も占めていることが最近の統計でわかったと張社長は述べた。

 講演の後、質疑応答があり、活発な意見交換が行われた。 最後は、中国総合研究センターセンター長・藤嶋昭による閉会の挨拶が行われた。研究会には、官公庁はじめ、報道機関、大学、在日中国人留学生、企 業及びJSTなど多数の関係者が参加した。

(中国総合研究センター フェロー 米山春子 記)