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【19-006】「科創板」は科学技術と資本発展の新世紀を開く

JST北京事務所 2019年7月31日

 世界競争が激化するなかで科学技術革新の重要性は疑いなく、資本市場は科学技術革新の触媒である。どう両社を有機的に結合させ、経済の質の高い発展を推進させるための原動力を生み出すかは中国が直面する重要な課題であり、7月22日、中国版ナスダックである「科創版」が設立された。

 科創版は主に二つの重要な使命がある。第一に改革を通じて資本市場の科学技術ベンチャー企業に対する包容性を高め、デュアル・クラス株[1]発行企業、レッドチップ企業[2]の上場を認め、潜在力があり、市場認知度の高い企業の発展をサポートし、イノベーションを加速させる。

 第二に、改革試験場としての役割を発揮し、中国の国情と発展段階から成熟市場の経験を参考にして、上場から取引、上場廃止等の各面での制度改革を先進的に経験し、他にも普及展開が可能なようにする。

 このようにイノベーションと科学技術強国の戦略を実行し、「イノベーティブなブランド」を上手に作ることが肝要である。すでに150社程の申請を受け付けた。それらの企業は、研究開発と投入人数の面で、A株市場の上場企業をリードしている。

関連リンク

《科创板开启科技与资本发展新纪元》科技日報2019年7月22日付
http://digitalpaper.stdaily.com/http_www.kjrb.com/kjrb/html/2019-07/22/content_426158.htm?div=-1

 


[1] 金銭的価値は同等としながら、各株の持つ議決権に差をつけたクラスAとクラスBという2つのクラスの株を発行すること。

[2] 中国の中央政府機関や地方政府、国有企業集団などの傘下の香港企業