【20-041】国家重点基礎研究開発計画の評価結果を発表
JST北京事務所 2020年7月14日
中国の科学技術部（部は日本の省に相当）は、6月19日付で国家重点基礎研究開発計画の2019年完了プロジェクトの評価結果を発表した。
国家重点基礎研究開発計画は、1997年3月に実施が決定されたことから「973計画」と呼ばれていたもの。
2016年に他の一連のプログラム（1986年3月に発表され、「863計画」と呼ばれた国家ハイテク研究発展計画）とともに、2016年に国家重点研究開発計画に統合されている。
今回、評価が行われたのは、2014年開始の1件および2015年開始の151件であり、統合前に「国家重大科学研究計画」（6つの重点分野「ナノ研究」、「量子コントロール研究」、「たんぱく質研究」、「発育と生殖研究」、「幹細胞研究」、「地球変動」を対象）と呼ばれたプロジェクトを含む。
「作物-固窒素根腫菌の特異性と広スペクトル共生の分子機構と設計」など44件のプロジェクトの評価結果は「優秀」と判定され、他の108件は、「良好」と判定された。また、成果の評価結果のほか、経理面での評価も行われ、いずれも問題がないとされた。
個々のプロジェクト名と研究リーダー、評価結果等は、下記URLからアクセスできる付属資料（「附件」）に記載されている（中国語）。