【20-048】中国、再使用可能な試験用宇宙飛行機を打ち上げ
JST北京事務所 2020年09月09日
関係機関によると、中国は4日、酒泉衛星発射センターから、長征2号F型ロケットを用いて再利用可能な試験宇宙飛行機を成功裏に打ち上げたという。新華網が伝えた。
同試験宇宙飛行機は、軌道における一定時間の運行を経た後、中国国内にある着陸予定地に帰還する予定。また、運行中に、宇宙の平和的利用への技術的サポート提供を目的とする再利用可能な技術の実証も実施されるという。
今度は、長征2号F型ロケットの第14回目の打ち上げを予定している。
〈補足〉
新華社6日付の報道によると、4日に打ち上げられた再使用可能な宇宙飛行機は、軌道における2日間の飛行を終えて6日に返還し、予定した場所に無事着陸したという。また、今度の試験の成功について、中国が再使用可能な宇宙飛行機に関する技術に重要なブレイクスルーを達成し、今後の宇宙の平和的利用に対して、さらに利便性が高くローコストな往復手段の提供に寄与できると期待されている。
関連リンク
- 2020年09月04日
- 新华网:我国成功发射可重复使用试验航天器
- 2020年09月06日
- 新华网:我国可重复使用试验航天器成功着陆