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【21-035】北京市、全国初のICVの政策先行区を設定

JST北京事務所 2021年05月07日

 北京市は、同市の経済・情報化局と経済技術開発区作成の「北京市インテリジェントコネクテッドビークル(ICV)に関する政策先行区の全体実施プラン」を採択し、市内においてICVの運転などを政策的に先行させるエリアを指定した。新華網が伝えた。

 同実施プランに基づいて設定された政策先行区は、ICVの路上テスト、モデル応用、商業運営および沿路インフラ施設整備等について、先を見越して系統的に政策体系を整備した、全国初の管理政策の革新を中心とする先行的取り組みであるという。具体的な運営の特徴は、以下のとおりである。

・充分な実証を受けたICVは政策先行区において、自動運転による走行、インテリジェントコネクテッド公共バス運行、自動運転による貨物配送、自動バレーパーキング(AVP)等を含む商業運行を展開することができ、関連企業は有料サービスを提供することができる。

・無人配送車は通行権を取得し運行することができる。ただし、無人配送車に関して、その応用基準と管理方法の制定、無人配送車に適用すべき路上通行規則と交通管理モデルの検討、および運転安全監督システムの構築等はこれから進むと見込まれる。

 今回設定された政策先行区は、北京市南郊に位置する亦庄新城における225km2の計画エリアおよび大興国際空港高速道路など6本の高速・快速道路から選んだ総延長143kmを対象としている。

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