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【22-041】〔知的財産〕第一回世界知的所有権機関グローバル賞 中国2社入賞

JST北京事務所 2022年08月10日

 世界知的所有権機関(WIPO)は7月19日、開催中の加盟国大会において第一回世界知的所有権機関グローバル賞の表彰式を行い、中国企業2社を含む5社を表彰した。光明日報が伝えた。以下その概要をまとめる。

 同賞はWIPOが知的所有権を運用し、本国内外の経済、社会と文化の発展促進に貢献した企業と個人を奨励するために設立した賞である。入賞した5社は、62カ国の272社の候補の中から選ばれたHydraloop(オランダ)、Lucence(シンガポール)、瑞派寧(RAYCAN、中国)、芯龍光電(SHYLON、中国)そしてSplink(日本)である(抄訳注:社名のアルファベット順)。これらの受賞企業は今後の知的所有権の運用において、WIPOの指導事業や他の関係事業から支援を受けられるという。

 今回入賞した中国の2社については以下の通り。

①瑞派寧(RAYCAN)
 2009年設立。放射探索・イメージング機器の開発・製造に従事し、米国、ドイツ、日本などで百以上の特許を所持している。

②芯龍光電(SHYLON)
 2010年設立。LED照明器具の生産販売を行う企業で、「2021年科学技術型中小企業」に選ばれた。

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