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【24-03】中国科学院とフランス国立科学研究センター、戦略対話を北京で開催

JST北京事務所 2024年07月22日

 中国科学院(CAS)とフランス国立科学研究センター(CNRS)はこのほど、それぞれの機関のトップが参加して、北京で戦略対話を行った。CASのサイトが伝えた。以下にその概要をまとめる。

 CASの侯建国院長は、両機関が長年にわたる協力により、数学や物理、化学、生命科学、材料科学などの分野において数多くの成果を上げていると述べ、本会議が両国首脳の合意を実行するものであり、中仏国交正常化60周年の記念の年の行事として重要な意義を持っており、双方による科学技術協力の新展開にとって確固たる基盤を固めたと評価。今後の双方の協力について、ハイレベル対話メカニズムを引き続き強化するとともに、トップダウン設計と先見的な系統的企画の展開、領域横断型学科を特色とするパートナーシップネットワークの構築、科学技術イノベーションに基づく世界範囲の持続的発展の推進への貢献などを推進したいと提案した。

 CNRSのアントワーヌ・プチ(Antoine Petit)理事長からは、両機関は高い相似性があり、粒子物理、生物多様性、基礎数学と応用数学の分野において4つの国際研究ネットワークを築いており、双方の協力が過去46年間にわたって絶えず発展していると説明した。そして、ビッグサイエンス装置分野での協力継続、新しい分野での国際研究ネットワークのさらなる構築、新しい協力モデルの模索、女性研究者協力の強化などで提携していきたいと期待を表明した。

 CASとCNRSは、今回の会議を通じて年次戦略対話制度を本格化したほか、共同で協調グループを設け、分野ごとに国際研究ネットワークを選定していくことで合意した。

関連サイト

中国科学院「中国科学院--法国国家科学研究中心双边战略对话会议在京举行」(2024/06/27)

 

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