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【24-16】科学技術普及法、施行から22年で初めての改正へ

Science Portal China編集部 2024年12月09日

 中国の科学技術普及法改正案(以下「改正案」)が11月4日、全国人民代表大会(全人代)常務委員会会議に提出され、審議が行われた。2002年に公布・施行された同法が改正されるのは今回が初めてとなる。以下に、人民代表大会の公式サイトが伝えた概要をまとめる。

 改正の目的としては「科学技術普及分野の改革と発展の実情に基づき、実行可能な政策や成熟した手法を法律規範へと昇華させる。さらに、科学技術普及が直面する新たな状況や要求に対応し、科学技術普及の発展における際立った問題に焦点を当て、制度の革新を最適化し、体制やメカニズムを整備する」としている。

 改正案では、新たに「科学普及活動」と「科学普及人材」の2章を追加し、現行の6章34条から8章60条に増やすとしている。追加する内容には「科学技術普及の創作支援と産業発展」「重点分野における科学技術普及の強化」「科学技術普及情報の審査と監視の強化」「科学技術普及活動の評価の強化」などが含まれる。

 改正案ではまた、科学技術普及の全体的な要求と目標の方向性を明確にし、科学技術普及人材の育成をさらに強化し、保障措置を充実させ、関連する法的責任をさらに具体化するとしている。

 改正案は11月8日から12月7日まで意見公募が行われた。

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