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【25-26】中国紅十字会、AI技術の人道的応用にアプローチ

JST北京事務所 2025年09月12日

 中国江蘇省蘇州市でこのほど開かれた第4回東呉国際人道フォーラムにおいて、中国紅十字会(赤十字会)の何維会長は、同会が人道面におけるAI(人工知能)技術の応用を積極的に模索していると表明した。以下に新華網が伝えた概要をまとめる。

 今回のフォーラムは「AI時代の人道的行動:つながりとレジリエンス」をテーマとし、AI時代における人道的行動の国際協働体制や、中国の人道的救援におけるAI技術応用の模索およびAI時代の人道・倫理的問題などについて議論を行った。

 何氏は、国際社会と共同で「グローバルAI人道技術共有プラットフォーム」を構築し、困難な状況にある人々に技術を行き渡らせたいと表明した。

 国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)のケイト・フォーブス会長は「人道主義の分野において、AIが人類の危機に対する予測、対応、回復の取り組み方を再構築しつつある」と語った。

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