【24-70】定点観測シリーズ 中国の宇宙開発動向(その28)
辻野照久(元宇宙航空研究開発機構国際部参事) 2024年07月26日
今回は、定点観測シリーズの第28回目として、2024年4月1日から6月30日までの3か月間の中国の宇宙開発動向をお伝えする。
本期間中には、有人宇宙船「神舟18号」の打上げと月の裏側から世界で初めてサンプルリターンを行う「嫦娥6号」の打上げが行われ、いずれも計画通り成功した。
米国のスペースX社は自社の通信衛星群の打上げペースをさらに加速し、世界各国の重要な衛星の商業打上げを含め年間打上げ数で中国の2倍以上となっている。
2024年第2四半期までの世界のロケット打上げ状況
本期間の「衛星打上げ用ロケット」(以下、単に「ロケット」という)の打上げ回数は、中国が16回、米国が38回、ロシアが3回、ニュージーランド(NZ)が4回、北朝鮮が1回(打上げ失敗)で、全世界で62回であった。表1に2024年6月末までの世界各国のロケット打上げ回数を示す。
*1 米国の[ ]内はスペースX社の打上げ回数(内訳) | ||||||||||
期間 | 中国 | 米国*1 | ロシア | NZ | インド | 日本 | 欧州 | イラン | 北朝鮮 | 世界計 |
1月-3月 | 14 | 32[31] | 5 | 4 | 2 | 3(★1) | 2 | 62(★1) | ||
4月-6月 | 16 | 38[36] | 3 | 4 | 1(★1) | 62(★1) | ||||
計 | 30 | 70[67] | 8 | 8 | 2 | 3(★1) | 0 | 2 | 1(★1) | 124(★2) |
中国と米スペースX社のロケット・衛星打上げ状況
この期間に中国は16回の打上げを行い、自国衛星36機とパキスタンの月周回機及び静止通信衛星の2機を打ち上げた。自国衛星のうち、地球観測衛星は12機、通信放送衛星は7機、有人宇宙船は1機、月探査機は1機、宇宙科学衛星は2機、技術試験衛星は13機である。
表2に中国の打上げに使われたロケットや軌道投入された衛星などの一覧表、表3にロケット種別による2024年6月までの中国の打上げ回数と衛星数を示す。
国際標識番号の*は英字が未定であることを示す。 | ||||||||
衛星名 | 国際標識番号 | 打上げ年月日 | 打上げロケット | 射場 | 衛星保有者 | ミッション | 軌道 | |
Yaogan 42-01 | 遥感 | 2024-063A | 2024/4/2 | 長征2D(2) | 西昌 | PLA | 地球観測 | LEO |
Siwei Gaojing 3-01 | 四維高景 | 2024-072A | 2024/4/15 | 長征2D(2) | 酒泉 | 中国四維測絵技術有限公司 | 地球観測 | LEO |
Yaogan 42-02 | 遥感 | 2024-075A | 2024/4/20 | 長征2D(2) | 西昌 | PLA | 地球観測 | LEO |
Shenzhou 18 | 神舟 | 2024-078A | 2024/4/25 | 長征2F/G | 酒泉 | CMSEO | 有人宇宙船 | LEO |
Chang’e 6 | 嫦娥 | 2024-083A | 2024/5/3 | 長征5 | 文昌 | CNSA | 月探査機 | DS |
ICUBE Q | 2024-083C | IST(パキス タン) |
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Haiwangxing 01 | 海王星 | 2024-085* | 2024/5/7 | 長征6C | 太原 | 不明 | 地球観測 | SSO |
Zhixing 1C | 智星 | 2024-085* | 中科星睿科技 | 地球観測 | ||||
Kuanfu Guangxue | 寛幅光学 | 2024-085* | ハルビン工業大学 | 地球観測 | ||||
Gaofen Shipin | 高分視頻 | 2024-085* | 地球観測 | |||||
Zhihui Tianwang 1-01A |
智慧天網 | 2024-087* | 2024/5/8 | 長征3B/G3 | 西昌 | 清申科技発展有限公司 | 通信放送 | MEO |
Zhihui Tianwang 1-01B |
2024-087* | |||||||
Shiyan 23 | 試験 | 2024-089A | 2024/5/10 | 長征4C | 酒泉 | CAST | 技術試験 | LEO |
Beijing 3C 01-04(4機) |
北京 | 2024-094A -094D |
2024/5/20 | 長征2D(2) | 太原 | 21世紀AT | 地球観測 | SSO |
Luojia 3-02 | 珞珈 | 2024-095* | 2024/5/21 | 快舟11 | 酒泉 | 武漢大学 | 地球観測 | LEO |
Chaodigui Jishu Shiyan | 超低軌 技術試験 |
2024-095* | CAS | 技術試験 | ||||
Tianyan 22 | 天雁 | 2024-095* | 電子科技大学 | 技術試験 | ||||
Lingque-3 01 | 霊鵲 | 2024-095* | 北京零重空間公司 | 技術試験 | ||||
Tianqi 25 | 天啓 | 2024-102* | 2024/5/28 | 穀神星1S | 海上 | 北京国電高科公司 | 通信放送 (IoT) |
LEO |
Tianqi 26 | 2024-102* | |||||||
Tianqi 27 | 2024-102* | |||||||
Tianqi 28 | 2024-102* | |||||||
PakSAT-MM 1 | 2024-104A | 2024/5/30 | 長征3B/G3 | 西昌 | SUPARCO (パキスタン) |
通信放送 | GEO | |
Jiguang Xingzuo 001 | 極光星座 | 2024-105* | 2024/5/30 | 穀神星1(3) | 酒泉 | 不明 | 技術試験 | LEO |
Jiguang Xingzuo 002 | 2024-105* | |||||||
Yunyao 14 | 雲遥 | 2024-105* | 天津雲遥宇航科技公司 | 技術試験 | ||||
Yunyao 25 | 2024-105* | |||||||
Yunyao 26 | 2024-105* | |||||||
TEE 01B | 地球之眼 | 2024-110* | 2024/6/6 | 穀神星1(3) | 酒泉 | 北京沐美星空科技 | 技術試験 | LEO |
Naxing 3A | 納星 | 2024-110* | 清華大学 | 技術試験 | ||||
Naxing 3B | 2024-110* | |||||||
Eros (Aishenxing) |
愛神星 | 2024-110* | 星河動力 | 技術試験(留軌試験平台) | ||||
SVOM | 中法天文 | 2024-116* | 2024/6/21 | 長征2C(3) | 西昌 | CNSA/CAST | 天文観測 | LEO |
CATCH 1 | 2024-116* | CAS高能物理研究所 | 天文観測 | |||||
Zhongxing 3A | 中星 | 2024-122A | 2024/6/29 | 長征7A | 文昌 | 中国衛通 | 通信放送 | GEO |
ロケット種別 | 長征2 | 長征3 | 長征4 | 長征5 | 長征6 | 長征7 | 長征8 | 長征11 | 捷龍 |
打上げ回数 | 10 | 3 | 1 | 2 | 2 | 2 | 1 | 1 | |
衛星数 | 30 | 4(1) | 1 | 3(1) | 5 | 3 | 3 | 9(1) |
ロケット種別 | 快舟 | 中科 | 双曲線 | 穀神星 | 朱雀 | 引力1 | CASC+CASC以外の計 |
打上げ機関 | CASIC | CAS | 星際栄耀 | 星河動力 | 藍箭航天 | 東方空間 | |
打上げ回数 | 3 | 1 | 3 | 1 | 30 | ||
衛星数 | 9 | 5 | 13 | 3 | 88(3) |
スペースX社はFalcon 9とFalcon Heavy(1回)の36回の打上げで、静止気象衛星「GOES 19」(Falcon Heavyの中心機体は回収なし)、米国宇宙軍の「WSF-M」、NROの偵察衛星「NROL 146」21機(USA354-374)と「NROL 186」21機(USA375-395)、米マクサー社の商業地球観測衛星「WorldView」2機、欧州の航行測位衛星「Galileo」2機、ESA/日本共同の地球観測衛星「EarthCARE/はくりゅう」、ルクセンブルクの通信放送衛星「ASTRA 1P」、各国衛星11機、自社のLEO通信衛星「Starlink」599機(打上げ回数27回)の打上げを行った。以上の合計で、計660機となる。
開発中のStarshipは4回目の飛行試験で初めて着陸に成功したが、衛星の軌道投入は行わなかったため打上げ数にはカウントしていない(識別番号は2024-U02)。
宇宙ミッション1 地球観測分野
(1) 人民解放軍(PLA)の偵察衛星「遥感(Yaogan:YG)」
PLAは4月2日に新型の偵察衛星「遥感42-01」を長征2Dロケットにより打ち上げた[1]。4月20日には同シリーズの2機目として「遥感42-02」を打ち上げた[2]。これまでのシリーズとの性能面や役割の違いなどは不明。高度約500km、軌道傾斜角は35度。
(2) 企業・大学等の地球観測衛星
① 中国四維測絵技術有限公司の「四維高景(Siwei Gaojing)」衛星
4月15日、中国四維測絵技術有限公司は地球観測衛星「四維高景3-01」を長征2Dロケットにより打ち上げた[3]。
② 21世紀AT社の「北京(Beijing)」衛星
5月20日、二十一世紀航空航天技術公司(21世紀AT社)は「北京3C」衛星4機(01-04)を長征2Dロケットにより打ち上げた[4]
③ ハルビン工業大学などの地球観測衛星
5月7日、CASCは新型の長征6Cロケットにより「海王星(Haiwangxing)01」[5](保有機関不明)、中国科学院に属する星睿科技(深圳)有限公司の「智星(Zhixing)1C」[6]、「寛幅光学(Kuanfu Guangxue)」[7]、「高分視頻(Gaofen Shipin)」[8]などの地球観測衛星4機を打ち上げた[9]。
「海王星」のミッションは国土資源監視、防災減災、環境保護、海事安全などで、レーダ観測だけでなくビデオ撮影による移動体の移動方向検出を行うこともできる。
「智星」は青海省三江源の地表生態系などの監視に用いられる。
「寛幅光学」と「高分視頻」はハルビン工業大学が開発したもので、2機をまとめた別名として「微納双星(Weina Shuangxing)」(2機のマイクロ・ナノ衛星)とも呼ばれている。
④ 武漢大学の「珞珈(Luojia)」
5月21日、武漢大学は「珞珈 3-02」を快舟11ロケットにより打ち上げた。
宇宙ミッション2 通信放送分野
(1) 中国衛星通信集団公司(Chinasatcom)の静止通信放送衛星「中星(Zhongxing:ZX)」
6月29日、中国衛通は「中星3A」を長征7Aロケットにより打ち上げた[10]。
(2)ブロードバンド通信衛星「智慧天網(Zhihui Tianwang)」
5月8日、上海の清申科技发展(Qingshen Keji Fazhan)有限公司[11]はブロードバンド通信衛星「智慧天網1」の2機(01A及び01B)を長征3B/G3ロケットにより高度20,000kmの中高度軌道(MEO)に打ち上げた[12]。8機で1組の中高度軌道衛星群とし、2組(衛星16機)や4組(衛星32機)などのネットワークを構築する。
(3)北京国電高科公司の「天啓(Tianqi)」
5月28日、北京国電高科科技公司はIoT(モノのインターネット)通信用の「天啓」衛星4機(25-28号)を穀神星ロケットにより打ち上げた。
(4)パキスタンの通信衛星
5月30日、CASCはパキスタンの宇宙高層大気研究委員会(SUPARCO)から受注した通信放送衛星「PakSAT-MM 1」を長征3B/G3ロケットにより打ち上げた[13]。衛星バスは東方紅4Eを使用している。
宇宙ミッション3 航行測位分野
6月30日時点での北斗導航衛星の運用状況[14]は、35機の北斗3型衛星を中心に、これまでと変わりない。地上での北斗応用は年々拡大している。
宇宙ミッション4 有人宇宙活動分野
4月25日、中国載人航天工程弁公室(CMSEO)は有人宇宙船「神舟(Shenzhou)18号」を打ち上げ、中国宇宙ステーション(CSS)「天宮(Tiangong)」とのドッキングを行った[15]。今回搭乗した宇宙飛行士は、葉光富(Yao Guangfu、2回目)、李聡(Li Cong、初)、李広蘇(Li Guangsu、初)[16]の3名。
任務を交代した「神舟17号」の搭乗員は5月30日に地球に帰還した。
5月29日、「神舟18号」搭乗員は1回目の船外活動を行った。7月以降に2回目の船外活動を予定している。
宇宙ミッション5 宇宙科学分野
(1)月探査機「嫦娥(Chang'e)」
① 「嫦娥6号」
5月3日、中国は長征5ロケットにより「嫦娥(Chang'e)6号」を打ち上げた[17]。先に打ち上げられた「鵲橋(Queqiao)2号」により地球との交信中継の支援を受けて6月2日に月の裏側のエイトケン盆地に着陸した[18]。6月4日には月面の試料を採取して、世界で初めて月の裏側から回収機(返回機)を打ち上げた[19]。6月25日、回収機は内モンゴル自治区に着陸し、サンプルリターンに成功した[20]。
同時に打ち上げられたパキスタンの月周回機「ICUBE-Q」も軌道投入に成功し、嫦娥6号との間で交信を行った。
② 嫦娥7号
6月14日のCASCの発表によれば、国家航天局(CNSA)探月センター(CLEP)は2026年頃に打ち上げる予定の「嫦娥7号」にエジプト宇宙機関とバーレーン国立宇宙科学庁が共同開発する「嫦娥7号月面物質ハイパースペクトルイメージャ」を搭載するとのこと[21]。このほか、イタリア・ロシア・スイス・タイと国際月面天文台協会(ILOA)の4か国1機関の搭載機器を選定している。
(2)天文観測
6月22日、中国科学院(CAS)は2機の天文観測衛星を長征2Cロケットにより打ち上げた[22]。軌道は高度625km、軌道傾斜角30度である。
③ SVOM( Space Variable Objects Monitor)
中国とフランスの共同で開発されたSVOM(天基多波段空間変源監視器)はガンマ線バーストを観測するための天文観測衛星である[23]。中国国家航天局が国際協力の窓口となり、中国空間技術研究院(CAST)西安分院が中国担当分の搭載機器の開発を行った。
④ CATCH 1(Chasing All Transient Constellation Hunter)
中国科学院の高能物理研究所(Institute of High Energy Physics)はX線天文観測衛星「全変源追踪猎人星座(Quanbianyuan Zhuizong Lieren Xingzuo)」(CATCH)を開発した[24]。
宇宙ミッション6 新技術実証分野
(1)CASCの技術試験衛星
5月11日、CASCは「試験(Shiyan)23」を長征4Cロケットにより打ち上げた[25]。
(2)民間企業の技術試験衛星
① 5月21日、地球観測衛星「珞珈」との同時打上げで、中国科学院(CAS)の「超低軌技術試験(Chaodigui Jishu Shiyan)」、電子科技大学の「天雁(Tianyan)」、北京零重空間公司の「霊鵲(Lingque)」など3機の技術試験衛星も打ち上げられた。
② 5月30日、星河動力は「極光星座(Jiguang Xingzuo)」衛星2機(保有機関不明)と天津雲遥宇航科技公司の「雲遥(Yunyao)」衛星3機の計5機を穀神星ロケットにより打ち上げた[26]。
③ 6月6日、星河動力は北京沐美星空科技(Beijing Mumei Xingkong Keji)[27]の小型超高解像度光学観測衛星「TEE-01B」(Earth Eye、地球之眼)[28]、清華大学の技術試験衛星「納星(Naxing)」2機(3A・3B)、星河動力のロケット性能確認ペイロード「Eros(愛神星)」の4機を穀神星ロケットにより打ち上げた[29]。「愛神星」とは1898年にドイツの天文家が発見した小惑星の名称である[30]。
宇宙ミッション7 宇宙輸送分野
本期間には長征6系列ロケットの新しい機種が打ち上げられ、CASC以外のロケットは計4回打ち上げられた。
(1)長征(Changzheng)6Cロケット
CASCの長征6Cロケットは今回が初打上げで、従来からある長征6と長征6Aの中間の打上げ能力を有する。長征6Cは機体の直径が2.9mと、長征6の2.25mより大きくなっている。長征6Aは補助ロケット(ストラップオン)を4基備えているが、長征6Cは補助ロケットを装備していない。
(2)快舟(Kuaizhou)ロケット
中国航天科工集団公司(CASIC)の「快舟11」ロケットは2020年7月の初打上げが失敗に終わり、2022年12月の2回目の打上げで初めて衛星の軌道投入に成功した。今回は1年半ぶりに3回目の打上げが行われ、地球観測衛星4機の軌道投入に成功した。
(3)穀神星(Gushenxing)ロケット
星河動力(北京)空間科技有限公司の「穀神星1」ロケットは5月28日、5月30日、6月6日と10日間で3回の打上げが行われ、計13機の衛星を打ち上げた。2023年9月の打上げ失敗以降で4回連続成功し、打上げ成功率が92.9%(13/14)となった。
以上
[1] 4月3日、CASC、长二丁火箭成功发射遥感四十二号01星
[2] 4月21日、CASC、连战连捷!长二丁火箭成功发射遥感四十二号02星
[3] 4月15日、CASC、长二丁火箭成功发射四维高景三号01星
[4] 5月20日、CASC、长二丁火箭成功发射北京三号C星星座
[5] 百度百科、海王星01星
[6] 百度百科、智星一号C星
[7] 百度百科、宽幅光学卫星
[8] 5月8日、人民網、哈工大“微納雙星”閃耀蒼穹
[9] 5月7日、CASC、我国长征六号丙运载火箭首飞圆满成功
[10] 6月29日、CASC、上半年收官!长七改火箭成功发射中星3A卫星
[11] 百度百科、智慧天网
[12] 5月9日、CASC、长三乙成功发射我国首颗中轨宽带通信卫星
[13] 5月30日、CASC、长三乙火箭成功发射巴基斯坦多任务通信卫星
[14] 6月30日、北斗衛星導航系統、2024-182
[15] 4月25日、CASC、长征二号F运载火箭成功发射神舟十八号载人飞船
[16] Wikipedia、List of Chinese astronauts
[17] 5月3日、CASC、长征五号运载火箭成功发射嫦娥六号月球探测器
[18] 6月2日、CASC、嫦娥六号成功着陆在月球背面南极-艾特肯盆地预选着陆区
[19] 6月4日、CASC、嫦娥六号完成世界首次月球背面采样和起飞
[20] 6月25日、CASC、嫦娥六号返回器安全着陆实现世界首次月球背面采样返回
[21] 6月14日、CASC、嫦娥七号确认搭载埃及、巴林联合研制仪器
[22] 6月22日、CASC、长二丙火箭成功发射中法天文卫星
[23] 百度百科、SVOM
[24] 6月22日、Gunter's Space Page、CATCH 1
[25] 5月12日、CASC、长四丙火箭成功发射试验二十三号卫星
[26] 5月31日、中国新聞網、一箭五星!我國成功發射極光星座01星、02星等5顆衛星
[27] 6月13日、工業・情報化部、工业和信息化部向北京沐美星空科技有限公司颁发空间无线电业务许可
[28] 6月7日、中国福建、Another Fujian-built satellite's launch aids agricultural development
[29] 6月6日、瞭新社、China has successfully launched three satellites of TEE-01B magnitude
[30] 百度百科、爱神星