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【07-001】第4回ソフトサイエンス国際会議(中国・北京)参加~イノベーション型国家:理論と実践~

2007年1月19日

岡山 純子(中国総合研究センター アソシエイト・フェロー)

 中国科学技術部はソフトサイエンス(科学技術政策に資する研究)に係る国際シンポジウムを2年に1回開催している。2006年11月28日~30日に開催された、& #160;第4回ソフトサイエンス国際会議には、中国国内を中心に米国、フィンランド、オーストラリア等の各国から発表者が集まり、総 勢200名強の盛会となった。筆者は、今 回の会議に参加した唯一の日本人であった。

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 会議のメインテーマはイノベーション型国家の構築で、知財問題から漢方薬の実用化に至るまで、幅広いテーマの専門家が講演を行い、質疑応答では議論が白熱した。 

筆者は地域イノベーションシステムについて発表を行ったところ、僭越ながら科学技術部関係者から地域イノベーションの発展段階に関する分類について「中国の政策立案の参考になる」と のご評価をいただくことができた。また、発表後に何名かの参加者と意見交換を行ったところ、発表の中でケーススタディとして取り上げた北九州の地域クラスターについて、「全く知らなかった」と 驚いている方がほとんどであった。日本人が思っている以上に、中国では日本のことが知られていないのだと実感すると同時に、こ のような形での日中交流がより盛んになることが両国の良好な関係構築にとって重要と感じた。

講演資料は下記サイトよりご覧いただけます。