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【18-002】JSTの沖村憲樹氏が「最も影響力ある外国人専門家」に

2018年4月19日 曹暉(中国総合研究・さくらサイエンスセンター特任フェロー)、客観日本編集部

 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)元理事長で中国総合研究・さくらサイエンスセンターの上席フェローの沖村憲樹氏が「改革開放40年間で最も影響力のある外国人専門家」に選出された。2 018年4月14日に中国科学技術部(省)の陸明 党グループメンバーが深センで14日に開いた「第16回中国国際人材交流大会」の「グローバル才智フォーラム・メインフォーラム」において、こ の結果が発表された。選出された外国人専門家は計40名で、そのうち日本人は3名であった。

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写真1: 「最も影響力ある外国人専門家40人」に選出された沖村氏

 中国国家外国専家局が主管する雑誌「国際人材交流」が、今回の選出を担当した。その選出は微信(Wechat)による投票で行われ、2018年1月から4月までの閲覧者数は延べ100万人を上回った。最 終有効投票数は約10万9千票以上。投票結果と専門家による審議を経て、「最も影響力ある外国人専門家40人」が選出された。

 沖村氏は2015年に「中国政府友誼賞」と「中華人民共和国国際科学技術合作賞」を受賞し、長期間にわたる日中両国の科学技術分野での交流協力による成果が評価された。沖村氏は、国 家級レベルの大賞を1年間に2つ獲得した唯一の日本人となっている。

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写真2:沖村氏に賞を授与する習近平首席と李克強首相

 沖村氏はこれまでに、日中科学技術協力の一里塚と称される様々なプロジェクトを立ち上げてきた。特に、両国関係が冷え切っていた2014年、中 国をはじめとするアジアの優秀な青少年が日本を短期間訪問する「さくらサイエンスプラン」をスタートさせ、これまでに1万9千人以上の青少年が日本を訪れ、うち約7千人が中国からの訪問だった。沖 村氏が立ち上げたJST中国総合研究・さくらサイエンスセンターは、毎年、「日中大学フェア&フォーラム」を開催しており、両国の大学の交流協力のために、さまざまなルートを開拓し、今 年5月には広州で開催が予定されている。そして沖村氏も登壇し、日中科学技術交流や「さくらサイエンスプラン」の実施状況についての紹介を予定している。沖村氏は、現在推進している日中友好事業に、よ り多くの人々が加わってくれることを大いに期待しているという。