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「外商投資奨励産業目録(2019年版)」発表

2019年7月24日 劉園園(科技日報記者)

 中国の国家発展改革委員会と商務部(省)は6月30日、第27号令を発令し、「外商投資奨励産業目録(2019年版)」(以下「目録」)を公布した。同目録は2019年7月30日から施行される。

 国家発展改革委員会によると、「目録」は外商投資奨励政策の連続性と安定性を確保した上で、外商投資奨励範囲をさらに拡大し、外資の現代農業や先進的製造業、ハイテクノロジー、省エネ・環境保護、現代サービス業といった分野への投資を促進し、外資の地域分布最適化を促進し、中国の産業発展や技術の進歩、構造最適化における外資の積極的役割をさらに発揮させるものとなっている。

「目録」の主な変化の一つは、製造業の質の高い発展に対する外資の関与を奨励していることだ。「目録」には、全国外商投資奨励産業目録と中西部地域外商投資優位性産業目録が含まれている。そのうち全国外商投資奨励産業目録では、新規追加あるいは修正された条項の80%以上が製造業の範疇に入っており、外資のハイエンド製造やスマート製造、グリーン製造などの分野に対する投資を支援するものとなっている。

 たとえば、電子情報産業では、5Gキーデバイス、集積回路用エッチング装置、ICチップパッケージング設備、クラウドコンピューティング設備などの条項が新規追加された。設備製造業では、産業用ロボット、新エネルギー車、スマートカーのコア部品などの条項が新規追加もしくは修正された。現代医薬産業では、細胞療法医薬品のコア材料、大規模細胞培養製品などの条項が新規追加された。新素材産業では、航空宇宙新素材、単結晶シリコン、大口径シリコンウェハーなどの条項が新規追加もしくは修正された。

 このほか、「目録」は外資の生産性サービス業投資も奨励しており、さらに中西部地域の外資産業移転受け入れも支援している。

 国家発展改革委員会の関連責任者の説明によると、2018年に中国は外商投資を前年同期比1.5%増の1,383億ドル(約14.9億円)受け入れ、史上最大規模となり、中国は引き続き世界第2のクロスボーダー投資先国となった。今年1-5月、中国は外商投資を前年同期比3.7%増の546億1千万元受け入れている。


※本稿は、JSTが参加する国際科学技術メディア連盟に提供された記事「鼓励外商投資産業目録(2019年版)》出台」(科技日報、2019年7月1日付)を日本語訳/転載したものである。

関連リンク

中华人民共和国国家发展和改革委员会 鼓励外商投资产业目录(2019年版)
http://www.ndrc.gov.cn/zcfb/zcfbl/201906/W020190628622707054403.pdf