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東京ベイエリアの人材と結ぶ「晋江双創日本大会」を賽創未来が開催

2020年1月9日 文・写真/張明明

科学技術において先進国を追いかけてきた中国はいま、日中両国の科学技術交流に貢献する人材を求めている。古くから海を渡り世界で活躍する人材を輩出してきた福建省。普江市の産業発展のため人材を集めて起業支援をおこなう「海峡杯」を開催している。

 11月16日、第4回「海峡杯」福建省(普江市)創新創業大会の日本大会が日中友好会館(文京区)でおこなわれ、東京大学や富山大学など16の科学技術創業プロジェクトが参加した。電子デバイスFRAM(強誘電体メモリ)プロジェクトの代表である富山大学の王文生博士は200余りの核心的な特許を持っている。王博士は自身が福建省泉州出身であり、長年海外で研究を重ねてきたことから、故郷で関連産業の発展に自らの知識や経験を生かしたいと願っていることを明かし、次のように述べた。「この技術がまずは普江市に根をおろすことを願っている。今月にも普江市に視察に行くつもりだ」

 中国国際人材交流協会駐日本代表処代表の鄺馬華氏は、中国は改革開放以来日本などの先進国に学び、技術と人材の交流は迅速な発展をとげた、これからは多くの在日中国人に日中両国の科学技術交流に貢献してもらいたいと述べた。本大会はまったく新しい「精確引材」モデルを採用しており、普江市の産業を指導してマッチするプロジェクトを注意深く選別し、普江市の産業発展を助けるというものだ。7月に始動してからすでに北京、深圳、寧波、普江での大会が終了しており、19のプロジェクトが企業とマッチングされ、11のプロジェクトが現地企業でより進んだ段階に入っている。普江は本大会を先行例として「普江経験」を広く伝え、イノベーション主導型発展と人材強化を全力をあげて進めていきたいと考えている。

 決勝戦では1等賞1名、2等賞2名、3等賞3名、優秀賞4名、参加賞10名に賞が準備されている。1等賞には最高80万円の賞金が授与される。その他、受賞したプロジェクトは普江市政府により政策援助、資本溝、銀行与信、現地での事業化などで優遇されるという。

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※本稿は『月刊中国ニュース』2020年1月号(Vol.96)より転載したものである。