2009年08月03日-08月07日
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中国の軍事工業企業初、経営陣を世界的に募集 6人が副総経理に

2009年08月06日

 中国航空工業集団公司(中航工業)が世界的に募集していた経営陣の選考が終了した。1000人近くの応募者の中から選りすぐりの6人が選び抜かれ、同社の子会社の副総経理として採用された。中 国新聞網が6日伝えた。

 中国の軍事工業企業が国籍を問わずに、世界的に高級管理職を公開募集したのは初めて。

 中航工業による高級管理職の選考は今年2月26日から5カ月間かけて行われ、20カ国・地域から1000人以上の応募があった。書類選考、筆記試験、面接など各段階の選考を経て、王昕海氏、李健氏、姫 凌峰氏、肖臨駿氏、張大光氏、郭柏春氏の6人が、それぞれ中航工業防務分公司支社の副総経理、中航工業航空機公司の副総経理、中航工業ヘリコプター公司の副総経理、中航国際の副総経理(2人)、中 航工業投資公司の副総経理として採用された。

 中航工業の担当部門によると、今回の応募者はいずれも学歴が高く、働き盛りの年齢で、国際的なバックグランドを持つという特徴が目立った。世界的な航空メーカーの優秀な人材からの応募もあり、9 割以上が修士課程以上の学歴の持ち主だった。

 今回採用された6人はもと中国の大手国有企業や政府機関の幹部が主体。平均年齢は42歳、最も若い人で37歳だった。

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