2009年11月23日-11月27日
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国際ソーラーエネルギー技術科学研究院が設立

2009年11月26日

 ISES(国際太陽エネルギー学会)のモニカ・オリファント会長は中国山東省徳州市で16日、皇明集団太陽エネルギー中央研究院の基礎の上に、世界初の「国際太陽エネルギー技術科学研究院」を設立し、国 際的な太陽エネルギー技術交流と、要となる技術の研究開発のためのプラットフォームを築くことを宣言した。中国網が25日に伝えた。

 ISESは再生可能エネルギー界において唯一国連に認可された、国際的に権威のある学術組織だ。1954年に設立されて以来、同組織は世界の再生可能エネルギー事業の発展を推進し続け、世 界の50以上の国と地域に分岐機構を持つ。同組織は再生可能エネルギーの研究に力を注いでおり、世界的な再生可能エネルギーの科学知識の普及、再生可能エネルギー技術の普及を行うなど、世 界各国で太陽エネルギー協力・交流を行う重要なプラットフォームとなっている。

 中国再生可能エネルギー学会の孟憲淦副理事長は、「中国の太陽エネルギー温水器の保有量は現在、1.25億平方メートルをカバーし、世界全体の量の76%を占める。数字的に見ると、中 国は太陽エネルギー温水器の応用規模が世界最大の国家だ。2008年末、中国は3100万平方メートルをカバーする太陽エネルギー温水器を生産、世界の総生産量の80%を占めた。『 国際太陽エネルギー技術科学研究院』の設立は、間違いなく中国の太陽エネルギー産業に対する大きな肯定を表すものだ」と述べた。

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