2009年12月07日-12月11日
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中国、初の「鉱山用オープンセンサー」を開発

2009年12月08日

 ハイテク企業の山西全安新技術開発有限公司が独自に開発した「鉱山用本質安全型オープンセンサー」がこのほど、中国石炭工業協会による科学技術審査に通過した。オ ープンセンサーは坑内モニターシステムにつなげて運用され、ジャンクションボックスの蓋が開くと警報が鳴り、電気が止まり、ロックがかかり、担当者以外は勝手に蓋を開けられないようになった。科 技日報が8日伝えた。

 国内外では長年、蓋が開くと電気が止まる鉱山用ジャンクションボックスを必要としていたが、これまでの技術ではその要求を満たすことができなかったため、電 気を止めずに作業を行ったり担当者以外が勝手に蓋を開けることを厳禁とし、作業員に遵守を呼びかけていたものの、ガス爆発事故は絶えなかった。

 今回のオープンセンサーの開発成功で、国内外のセンサー分野および鉱山作業の分野で技術的な空白が埋まり、石炭採掘に電力が使われるようになって100年以来、解 決が必要とされてきた電気機器の自動停止という重要な技術的難題をクリアした。

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