2009年12月07日-12月11日
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中国最大の湿地科学パークがハ陽湖に建設へ 江西省

2009年12月11日

 江西省北部にある中国最大の淡水湖、ハ陽湖(※)国家湿地公園でこのほど、ハ陽湖湿地科学パークの建設が始まった。総面積26ヘクタール、総工費約3000万元で、中 国で最大かつ最先端の湿地科学パークが建設される。新華社のウェブサイト「新華網」が10日伝えた。

 同パークは「天之区」、「地之区」、「水之区」、「情報センター」の4部分からなり、天之区は鳥の楽園、地之区は植物と非物質文化の宝庫、水之区は水郷がテーマ。これらを通じてハ陽湖の湿地において天、地 、水と人との調和の取れた関係を理解してもらい、そこから開発と保護という目的を実現する。

 パーク内には、湿地博物館をはじめ、内外湖ふ頭、木船港湾、バードウォッチング小屋、水族館、情報センター、生物観察スポット、景観緑化などのインフラ施設が建設。江 西省はハ陽湖生態経済区戦略に力を入れており、湿地の研究と教育と展覧が一体となった湿地科学パークを目指す。2010年5月に完成予定。

 ※ハ陽湖のハは番におおざと。

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