2009年12月07日-12月11日
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中低速リニアモーターカー、唐山テストラインで運転テスト

2009年12月11日

 科技部の「第11次5カ年計画(2006年-2010年)」科技計画に組み込まれている中低速リニアモーターカー唐山テストラインがこのほど、北車グループの唐山軌道客車有限公司で完成し検収にパスした。科学時報が11日伝えた。

 全長1.547キロにおよぶ国内初の中低速リニアモーターカーテストラインは、唐山軌道客車有限公司工場エリア北部に位置し、中鉄六局と中鉄宝橋が共同建設したもの。このテストラインは都市軌道の直線、カーブ、スロープなどにおける中低速リニアモーターカーの運転状況を全面的にチェックできる優れものだ。1000メートルほどのテストラインに、70‰のスロープをはじめ、100メートル半径と50メートル半径のカーブなど様々な構造が組み込まれ、中国で最長の、実験項目が最も多いテストラインといえる。唐山軌道客車有限公司が製造した中国が知財権を持つ初の実用型中低速リニアモーターカーがこのテストラインで運転・調整を終え、現在シミュレーションによる車両載荷や累計距離の運転テストが行われているが、いずれもいい測定結果が出ているという。

 ※ハ陽湖のハは番におおざと。

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