2009年12月14日-12月18日
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中国 2015年までに3兆元以上の環境保護投資

2009年12月16日

 15日に開かれた「2009中国環境保護産業発展サミット」の開幕式で環境保護部の呉暁青副部長は、第12次5カ年計画(2011年-2015年)期間中、環境保護に3兆元以上投資し、低 炭素を主な特徴とした環境保護産業の成長率を年間平均15-20%に維持し、約4兆9000億元の生産高を実現する見通しを明らかにした。科学時報が16日伝えた。

 呉副部長はさらに、産業構造の調整強化に伴い、従来の高エネルギー消費産業や高汚染産業が徐々に減少していくだろうとし、再生可能エネルギーの開発によって省エネ、節水、省原料、汚 染防止などの新型環境保護産業が発展していけば、環境保護産業が新たな経済の成長ポイントになると述べた。

 2008年の時点で環境保護産業の収入総額は全国で8000億ドル余り、約300万人が従事。第10次5カ年計画(2001年-2005年)以降、環境保護産業の成長率は年間平均15-20%の 間を維持しており、GDP(国内総生産)の平均成長率を上回っている。中国は環境保護産業の発展と同時に環境税の研究も進めており、一部の低炭素関連の研究プロジェクトを支援している。こ れまでに70項目以上の環境表示基準を発表し、環境表示製品の生産高は1000億元以上にのぼる。

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