国家測量製図局によると、中国が独自に開発した民間用高解像度立体観測衛星「資源3号」が2011年に「長征4号」ロケットで太原衛星発射センターから打ち上げられる。中国新聞社が20日伝えた。
国土資源部副部長で国家測量製図局局長の徐徳明氏によると、資源3号は打ち上げ後、高度5006キロメートルの太陽同期円軌道を飛行し、地球の南北緯度84度以内の地域におけるシームレスな画像を撮影し、59日ごとに中国領土と全世界の画像を1度に撮影する。
このほか衛星には揺れ感知機能が付いており、緊急などの特殊事態に備え、5日以内に同じ地点で再撮影できるようになっている。衛星データは地上システムを通じて北京、カシュガル、三亜の3カ所に分布する地上ステーションで受信され、応用システムに伝送される。
関係者によると、資源3号の打ち上げに成功すれば、中国の民間地球観測衛星の空白を埋め、国内のリモートセンシング衛星分野で数多くの突破口を開くことになる。