2010年01月04日-01月08日
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国産携帯電話、イノベーションに熱中しすぎ

2010年01月12日

 携帯電話の国産ブランドは09年、国外ブランドの6倍となる1600種類の新機種を打ち出した。しかしその販売台数は、全てを合計しても、3年前に発売された「国外携帯」1 機種の世界における販売台数にも及ばなかった。「羊城晩報」が11日に伝えた。

 大まかな統計によると、09年に発売された国産携帯新機種は約1600種類で、国外ブランドの6倍となったが、販売台数は国外ブランドの半分にも及ばなかった。国産携帯13機種の販売台数の合計が、国 外携帯1機種の販売台数に匹敵する計算となる。

 広東省社会科学院の専門家は、企業の中には核心技術を持っていないいわゆる「イノベーション」にあまりにも熱中しているケースがあり、これは「過度のイノベーション」と言えると指摘する。

 家電マーケティングリサーチ会社、奥維諮詢(AVC)がこのほど発表した報告「2009年の中国携帯電話市場の回顧および2010年の展望」によると、09年、中 国全土で計1億6800万台の携帯電話が販売されたが、国外ブランドと国内ブランドの市場シェア率は69対31だった。言い換えれば、1600機種近い国産携帯の市場シェアは約3割にとどまり、2 70機種ほどしかない国外ブランド携帯が市場シェアの7割を占めたということになる。

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