2009年国家科学技術進歩賞の特等賞「月周回探査プロジェクト」の代表は11日、月探査衛星「嫦娥2号」の解像度が7メートルにまで高まり、衛 星が低く飛行すれば解像度は1メートルに達することを明らかにした。新京報が12日伝えた。
嫦娥2号は今年末に打ち上げ予定。中国月探査プロジェクトの首席科学者で「嫦娥の父」といわれる欧陽自遠氏によると、2号は嫦娥第2プロジェクトの先行衛星で、そ の主要任務として降着実験など多くの実験が行われる。また、2号には解像度7メートルのカメラが搭載、120メートルだった1号よりも解像度がはるかに高くなり、衛 星が月面に近づけば解像度は1メートルに達するという。
宇宙技術専門家のパン之浩氏によると、この水準は米国に次いで第2位の世界トップレベルに入るという。現在解像度が最も高いのが米国の月探査器「ルナプロスペクター」で1メートル以下、日 本は10メートル。