2010年01月14日
科学技術部の万鋼部長は、12日に閉幕した「2010年全国科学技術業務会議」において、「今年の科学技術業務は、重大な特定プロジェクトの実施と新技術開発プロジェクトなどをめぐって重点的に展開され、イノベーション能力の向上を中心とし、発展方式のモデルチェンジ・経済構造の調整のサポートをメインとし、核心・要となる技術でのブレークスルー、戦略的新興産業の育成、人々の生活に役立つ科学技術の発展、国家イノベーションシステム建設に力を入れていく」と述べた。また、万鋼部長は、2010年に重点的に進める科学技術業務として以下の12点をあげた。新華網が13日に伝えた。
- 重大な特定プロジェクトを実施し、重大な核心・要となる技術をできるだけ早く攻略し、製品開発と産業化を急ぐ。
- ハイテクと産業化を強化し、国家ハイテク産業開発区のけん引作用を発揮させ、戦略的新興産業をさらに育成する。
- 新技術開発を全面的に推進し、イノベーション要素の企業への集約を導き、サポートする。
- 農業科学技術におけるイノベーションを加速し、科学技術と近代的な生産経営を農村の第一線に導入し、集中させる。
- 人々の生活に関わる科学技術を発展させ、要となる技術での難関攻略を強化し、生活に関わる科学技術の応用・転化が速やかに行われるよう推進する。
- イノベーションの基礎条件建設を強化し、科学技術の持続可能性を向上させ、イノベーション能力を高める。
- 地方における科学技術業務を強化し、積極的に地区的なイノベーションシステム建設を進める。
- 人材育成と奨励を強化し、ハイレベルなイノベーション人材育成を強め、海外の優秀な人材を招く。
- 科学技術体制の改革を進め、科学技術と金融の結合を進める。
- 科学技術の対外開放を進め、国際的な科学技術協力のレベルを上げる。
- 適切に政府機能を転換し、科学技術業務のバランス・協調性を強化する。
- 「第12次五カ年計画(2011-2015年)」に向けた科学技術計画制定をしっかり行う。