人間の血液型検査における難題がついに解明された。中小企業革新基金プロジェクト「人のABO式血液型ナノ粒子検査技術と試薬開発」が理論、技術、製品化の突破口を開き、赤 血球の長期保存ができないという世界的な難題を解決するとともに、中国では長年血液型検査で半分の血液型しか判定できなかった局面に終止符を打った。こ の世界と国内をリードする人の血液型検査技術と試薬は今月24日、吉林省科技庁の専門家による審査を通過した。「科技日報」が26日伝えた。
この技術はすでに国際的な特許を獲得、ABO式血液型判定試薬(粒子法)は国家薬品監督管理局に登録認可された。この判定試薬は自動化、標準化を実現、標本1つで多くの検査が可能となり、凍 結乾燥品のため保存や輸送に便利に適している。
人のABO式血液型ナノ粒子検査技術と試薬開発は、科技部が06年に承認した国家科技型中小企業革新基金プロジェクトで、この3年間、国や省から支援を受けてきた。