2010年04月12日-04月16日
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中国の電気機関車、再度ウズベキスタンに輸出

2010年04月23日

 中国南車株洲電力機車有限公司が開発したウズベキスタンの電気機関車が21日、無事にラインオフした。今年中に、中 国の電気機関車15台がウズベキスタン鉄道のスピードアップという重任をまかされることとなる。「中国新聞網」が22日に伝えた。 

 ウズベキスタンでは現在、鉄道の総延長が4300キロメートルに達している。うち、電化路線は約1000キロ、電気機関車は約23.5%を占める。ウズベキスタンは積極的に鉄道の現代化を進めており、1 0年以内に電化路線を2000キロにし、客運・貨物運送のスピードをそれぞれ時速160キロと120キロに高める計画だ。

 中国の電気機関車導入は、ウズベキスタン鉄道の現代化における重要な一部分となっている。02年4月、同国は初めて中国南車公司と交流モーター駆動の電気機関車12台を購入する契約を結んだ。0 3年に運行が始まったのち、ウズベキスタンの客運輸送のスピードは時速65キロから120キロに、貨物輸送のスピードは時速50キロから100キロにそれぞれスピードアップした。

 また、単車の牽引重量も1500トンから4000トンにアップしたほか、直流モーター駆動から交流モーター駆動へと変化するなど、鉄道の運輸レベルは飛躍的な進化を遂げた。

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