曙光公司は25日、竜芯公司と共同開発した中国独自の知財権をもつサーバー「曙光CB50A竜芯サーバー」を北京市計算センターに設置したことを明らかにした。独自の高性能なセキュリティや省エネ運用で、北京の地域経済発展を技術サポートしていく。新華社のウェブサイト「新華網」が25日伝えた。
同サーバーのマザーボードは曙光公司が設計し、CPUは中国が独自に開発した「竜芯3A」、BIOS(バイオス)は曙光公司のPMONをベースに2次開発した「曙光・竜芯BIOS」、OSは紅旗公司の「Red Flag Linux」を採用。基盤をはじめCPUやOSソフトのいずれも中国が知財権をもつサーバーだ。
竜芯の胡偉武・総設計師は、「このサーバーは長年国外メーカーがサーバーの鍵となる技術を独占してきた状況を打破するとともに、革新と突破口を開く構造を確立し、完全な国産化を実現した」とコメントした。