2010年04月19日-04月23日
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中国、遺伝子組換えクローン・ヤギの育成に成功

2010年04月28日

 内蒙古大学は鄂爾多斯(オルドス)市で4月20日、同大の生命科学学院動物実験研究センターの劉東軍研究員率いる研究チームが旭日干院士(アカデミー会員)の指導の下、世 界で最も数が多い遺伝子組換えクローン・ヤギを育成したと発表した。現代バイオテクノロジーを使ったヤギの育種技術において新たなブレークスルーを果たした。「科技日報」が28日伝えた。

 遺伝子組換えクローン・ヤギの研究は、国の遺伝子組換え生物の新種育成における重要なテーマ。劉研究員率いるチームは、絨毛の生長を促進するIGF-I(ソマトメジンC)遺伝子の受容体作製に成功。こ の受容体を利用してヤギの胎児の線維母細胞を取り込み、遺伝子組換え細胞系を作製した。そして遺伝子組換え細胞を利用した体細胞クローンにより直接遺伝子組換えヤギが誕生した。

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