2010年05月03日-05月07日
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新疆、2015年のデジタル油田都市目指す

2010年05月07日

 新疆維吾爾(ウイグル)自治区克拉瑪依(カラマイ)市で開かれた記者会見で、同市では08年から15年の8年間で段階的な建設計画を実施し、「デジタル・オイルフィールド」と「デジタル・シティ」を 建設すると発表した。中国新聞社が6日伝えた。

 新疆油田公司は08年、中国初となる「デジタル・オイルフィールド」を完成させると続いて「スマート・オイルフィールド」に着手。これを受け、克拉瑪依市は同年、08年から15年の8年間で「 デジタル克拉瑪依」建設計画を段階的に実施する構想を打ち出した。2年の歳月を経て、人口、法人、地理情報の3つの戦略的な基礎データベースが基本的に構築され、通信、放送、インターネットのネットワーク融合( 三網融合)などの事業もスタートした。「デジタル・オイルフィールド」と「デジタル・シティ」の建設推進により、同市の情報化と工業化融合の歩みは加速し、都市の方向転換と産業構造調整の促進につながった。

 同市は今年、「世界石油都市」の戦略目標を掲げ、情報産業を三大新興産業として重点的に発展していく方針を明確にした。ソフトウェア産業、コンテンツデジタル化産業、情 報サービス業などの方面にも重点を置き、地元の核心企業を筆頭に、「デジタル克拉瑪依」の建設を進め、情報産業の上から下までチェーンでつなぎ、次第に産業集合体、産業基地へと発展させていく方針だ。

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