2010年05月10日-05月14日
トップ  > 科学技術ニュース>  2010年05月10日-05月14日 >  民用航空の運送量が3割増に

民用航空の運送量が3割増に

2010年05月13日

 中国民航局の李家祥局長が13日に行われた民航発展フォーラムで明らかにしたところによると、中国の民用航空は1-4月、オフ・シーズンにもかかわらず、運送量・利益の双方で好業績を達成、う ち運輸取扱量は前年同期比30.6%増と、大きな伸びを見せた。業界全体の利益は93億9千万元に上った。「人民日報」が13日に伝えた。

 李局長によると、今年1-4月にかけ、民用航空市場はバランスの取れた発展を見せた。旅客数は安定した増加で、同16.1%増を達成した一方で、これまで発展のスピードが遅かった貨物・郵 便運輸量も同42.2%増と、大幅に増加した。国内市場が急速に発展すると同時に、昨年やや落ち込んでいた国際市場も全面的に回復、1-4月の国際線運輸取扱量は同61.5%増となった。うち、旅客数は同28%増 、貨物・郵便は同88.6%増だった。民用航空の利益も引き続き改善しており、うち、航空会社の1-4月期の利益は69億2千万元、空港の利益は17億9千万元だった。

 李局長の予測によると、中国の民用航空市場は今後も急速に成長していくという。一方では、中国の良好なマクロ経済発展により、谷間から抜けつつある世界経済が民用航空の発展を直接けん引している。ま た一方では、中国には13億人の人口がおり、昨年の航空機利用者はのべ2億3千万人と、巨大な潜在力を持っている。民航局が打ち出した「民用航空強国」に向けての目標によると、中 国の1人あたり航空機利用回数は2020年までに平均0.47回にのぼり、年間旅客数はのべ7億人に上る見込みだという。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます