2010年05月17日-05月21日
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中国人志願者、「火星の旅」シミュレーションに参加

2010年05月19日

 中国の有人宇宙飛行プロジェクトネットワークのロシア・モスクワ方面からの情報によると、中国宇宙飛行士科学研究訓練センターのボランティア志願者・王躍さんが、ロ シアや欧州諸国のボランティア5人とともに、人類初の火星有人宇宙飛行のシミュレーションテスト「火星-500」に参加する予定という。王さんらは520日間にわたって閉鎖空間に入り、宇 宙飛行生活をシミュレーションするという。人民網が18日伝えた。

 モスクワ現地時間の18日午後2時、ロシア宇宙医学問題研究所は記者会見を行って国際的で大規模な共同プロジェクトである「火星-500」の参加者リストを発表した。メンバーに選ばれた王さんは、「 この参加機会を大切にし、幾重もの困難を克服し、海外の仲間とともに今回のテストを完了して、祖国のために栄光を勝ち取りたい」と話す。

 王躍さん:28歳、江蘇省南京市出身。中国宇宙飛行士科学研究訓練センターの宇宙飛行士教員、航空宇宙・航海医学博士。「神舟7号」の 有人宇宙飛行プロジェクトと第2期宇宙飛行士の選抜作業に相次いで参加した。

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