交通運輸部がこのほど発表した「2009年中国水上運輸発展報告」によると、中国の水上運輸業は世界的な金融危機による打撃を受けつつも、中国経済の回復に伴い、港湾の貨物取扱量は低迷から抜け出し、上向きに転じた。世界で貨物取扱が最も多い10の港湾のうち、8つが中国で、上海港は引き続き世界一の座を守った。「科技日報」が18日伝えた。
09年の全国港湾における貨物取扱量は前年比9%増の76.57億トン。貨物取扱量が1億トンを上回った港湾は前年の16から20に増え、厦門(アモイ)、湛江、湖州、江陰がその陣列に加わった。中国には世界20大コンテナ取扱港湾に数えられる港湾が9つあり、うち7つが大陸部の港湾だ。09年末時点で、中国が保有する輸送船は世界の8.3%を占め、100万トン以上の輸送力をもつ会社は5社ある。