中国が自主開発した新コミューター機「ARJ21-700」は海南省三亜で2日、高温多湿の条件下での地上テストおよびテスト飛行を順調に終えた。これにより、同機は耐空性基準に基づいた重要なテスト項目をまた1つクリアしたこととなる。「新華網」が2日に伝えた。
「ARJ21-700」の103号機は7月20日、テストに参加するため、2時間54分間のフライトの末、西安から海南省三亜に到着した。
その後、高温多湿テストが数日間にわたって行われ、空調システム、空気供給システム、気象レーダー、防氷システムなどの地上テストおよび、テスト飛行など、重要なテスト項目が行われた。
今回のテストの主な目的は、高温多湿の状況下における、航空機の制御システムと空調管理システムの機能と効率について、耐空性基準に基づいてテストを行うこと。
中航商用飛機有限公司の高喜軍副総経理は、「今回の任務はとても順調に行うことができた。地上テストとテスト飛行ともに終了したため、飛行機は今日、西安のテスト基地に戻る」と述べた。