マレーシア高等教育部長のMohamad Khalil氏は、クアラルンプールでこのほど行われた私立大学のイベントに出席した際、マレーシアが北京大学と清華大学のマレーシア分校を設置することを表明した。ラジオ「中国之声」が7日に伝えた。
Mohamad Khalil氏は、「マレーシアの私立教育界は、分校設立に必要な各種のハードウェアを提供したいと望んでおり、これら2大学は授業を実施するだけでよい」と述べたほか、「マレーシア政府は、マレーシアで運営される国外大学の実力を厳しく審査する。マレーシアで運営する国外大学はまず、政府からのインビテーションを獲得する必要がある。分校を設置するのは支店を開くのとは違い、マレーシアの国家イメージと関わる問題だ。このため現在は、世界トップクラスの大学のみを受け入れている。今後は工学系、医学系の大学を重点的に受け入れていく」と述べた。
マレーシア高等教育部の何国忠副部長はすでに今年8月18日、同部が北京大と清華大に対し、マレーシア分校設置に向けたインビテーションを発送したことを明らかにしていた。現在マレーシアに分校があるのは英国とオーストラリアの大学のみ。