中国民用航空局はこのほど、中国商用飛機有限責任公司が製造した大型旅客機「C919」の規格合格証申請を正式に受理した。これにより、C919大型旅客機の研究開発が航空基準に厳格に従い全面的に始まる。4日付「科技日報」が伝えた。
中国の商業航空機計画では、2014年にC919の初フライトを実施、2016年に民航局の規格合格証および関連の証明書を取得するとともに、同局を通じて欧米の航空当局による認可取得を目指す。認可を取得すれば、C919がすでに運航する世界一流の航空機と同等の安全性を備えていることが証明される。
C919の開発は航空基準クリアを原則とし、世界に通じる航空基準に基づいて設計、研究、製造を行うとともに航空基準の審査を実施し、安全性の確保に努める。2009年10月、同社と民航局は安全保障協力計画に調印し、10年10月、同社はC919の規格合格証申請を正式に提出した。審査評価を経て、民航局は申請書類と補充書類は航空規定と管理プロセスの要求に合致しているとして、申請書を正式に受理した。