ここ数年間の発展により、中国はすでに太陽光発電産業における世界最大の製造基地へと成長した。生産能力は世界の半分以上に達している。経済参考報が10日に伝えた。
このほど天津で行われた「中国太陽光発電産業発展フォーラム」で明らかになったところによると、中国の太陽光発電産業は2002年以降、急速な発展を見せており、毎年平均30%のスピードで急成長しているという。国内における太陽電池の年間生産量はここ5年間で、139兆ワットから4000兆ワットにまで増えた。
工業情報化部の王勃華巡視員は「中国はすでに太陽光発電産業における世界最大の製造基地となった。世界の大手太陽電池生産企業15社のうち、10社が中国の企業だ」と述べる。
中国の太陽光発電産業の発展は現在、国外の進んだ技術を導入するという基礎の上に、積極的に自主イノベーションの道を歩み、国外市場の要素を十分に利用し、産業の発展を国際化された市場へと溶け込ませていくという特徴を見せている。
中国はかつて、多結晶シリコン材料と設備製造を、完全に輸入に依存していた。しかし、国外の技術と人材を導入することにより、比較的完備された産業チェーンを少しずつ形成し、設備製造の国産化率はすでに50%を超えているほか、太陽電池の品質と技術レベルは世界トップレベルに達している。