中国民航科学技術研究院の発足式典が10日、北京で行われ、劉延東国務委員、科技部の万鋼部長、中国科学技術協会のトウ楠常務副主席などが出席した。「科技日報」が11日に伝えた。
劉延東国務委員は、「国家民用航空事業の発展ニーズをめぐり、世界の先端科学技術を目指して自主イノベーション能力を強化し、科学の進歩を通じて民用航空の安全を保障し、中国の民用航空の総合的な実力と国際競争力を高めていかなければいけない」と強調した。
万鋼部長はスピーチの中で、「今後10年-20年にかけては世界の航空技術発展における重要な時期となる。第12次五カ年計画期間中はまさに、中国の民用航空が民用航空強国戦略目標を実現するための要となる基礎段階となる。中国の大型機プロジェクトの推進、次世代民用航空運輸システムの建設及び、民用航空発展方式の転換などはどれも、技術イノベーション、応用研究、基礎研究を大量に含んでおり、科学技術によるより強いサポートを通じて、一連の技術難題を解決することが必要となってくる。中国の民用航空科学技術研究院が中国の民用航空技術とサービスプラットフォームのため、また、中国民間航空の技術発展をリード・サポートするために優秀な技術サービスを提供していくことを希望する」と述べた。