国家知識産権局は12日に北京で、昨年の国内での発明特許受理率は59.3%と、6割近くに上ったと発表した。「新華社」が13日伝えた。
自主革新能力の向上と知財権意識の高まりに伴い、中国国内での特許出願の動きは非常に活発で、特許の質も徐々に高まっており、国内発明の特許受理数が海外発明の受理数よりも少ない状況が根本的に逆転している。昨年通年の国内特許出願数は初めて100万件を突破、122万2千件に達し(前年比25.2%増)、受理数は81万5千件(同40%増)だった。
「第11次5カ年計画:十一五(2006-2010年)」期間中、知識産権局は3種類の特許出願を計429万4千件受理、「第10次5カ年計画:十五(2001-2005年)」末に比べ、年平均20.7%増えた。うち、発明特許出願受理数は145万1千件、年平均17.7%増加した。PCT出願(国際特許出願)受理数は3万6500件、年平均39.6%急増している。
また2009年比で、国外発明特許出願受理数は9万8千件となり、前年比15.3%増えた。前年に減少傾向だったのが持ち直し、金融危機以前の水準に回復した。世界経済が依然不安定、不均衡な緩慢な回復期にあるにもかかわらず、海外企業はすでに態勢を立て直し、中国での特許取得へ向けペースを加速している。