2011年01月10日-01月14日
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国医薬発展に向けた昨年の専用資金、52億4300万元

2011年01月14日

 国家中医薬管理局の王国強局長(衛生部副局長)は13日、中央財政が昨年、中国医薬事業の発展に向け、専用資金52億4300万元を割り当てたことを明らかにした。この金額は新中国の成立以来最多となる。新華網が13日伝えた。

 王国強局長は、「過去5年で、中国医薬事業の発展は新たなステップを踏み出したと言える。2005年末から2009年末までに、中国医薬類の病院は3009カ所から9.6%増の3299カ所へと増加し、患者数は2億2600万人から44.96%増の3億2800万人となった。このほか、中国医薬による病気予防・保健サービスも比較的速い発展を遂げ、中国医薬を通じた重大疾患の予防及び治療能力は大きく高まった。中国医薬はエイズ、新型H1N1インフルエンザなどの病気や重大伝染病の予防において独特の役割を発揮し、大きな効果をあげている」と述べた。

 この一方で、中国医薬の文化建設も新たな一面を開拓した。国家無形文化遺産に登録されてた中国医薬関連の項目は41項目に達し、「中医鍼灸」は人類無形文化遺産代表作に登録された。また、民族医薬事業も大きく発展した。現在全国の民族病院は203カ所に上り、民族医学教育を行う学校も14カ所に上っている。民族薬産業も大きく発展し、品種は906種類に上り、少数民族居住地域の人々の健康と経済発展に向け、積極的な貢献を果たした。中国医薬の法制化、標準化、情報化は進んでおり、中国医薬の国際的な影響力がまた一歩高まった。

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