中国移動(チャイナモバイル)北京公司の何寧総経理は19日、今年は北京市全域で大規模なWi-Fi無線LAN敷設を行い、接続速度が3G標準を上回るようになると述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が20日伝えた。
北京はすでに「ワイヤレス都市」建設に向けた計画を提出しており、年内に5環状路内や郊外の中心地域にWi-Fi用基地局を設置、いつでもどこでも無線インターネット接続をできるようにする。中国移動のWi-Fi用基地局は現在市内に5000カ所あるが、年内にはこの数が倍増する見込み。
一方、北京移動の利用者は今後、携帯電話でガス代や水道代の支払いが可能になるという。それだけでなく、携帯電話が直接ICカード乗車券となり、公共バスや地下鉄を利用できるようになる。
北京移動は現在、北京市政府と協力して総合応用プラットフォームを構築しており、完成すれば携帯電話だけで水道代、電気代、ガス代の支払いのほか、行政、社会保険関連の情報検索、診察の予約もできるようになる。