2011年01月17日-01月21日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年01月17日-01月21日 >  ハイテク技術製品の生産額、初めて1兆元超=深セン

ハイテク技術製品の生産額、初めて1兆元超=深セン

2011年01月20日

 深セン市科学技術工場貿易情報化委員会は18日、2010年に深センのハイテク技術製品の生産高が初めて1兆元を突破、1兆176億元に達し、前年比19.61%増となったことを明らかにした。ハイテク技術産業のうち、電子情報製品の生産高が全体の8割以上を占めたほか、新エネルギー、新素材など戦略的新興産業が急成長し、前年比20%増となった。中国新聞網が18日伝えた。

 ハイテク産業は深センの4大基幹産業の中でも最も重要で、その牽引力は著しく高まっている。一方、戦略的新興産業も急成長の勢いを呈しており、深センは全国に先駆けてバイオ、インターネット、新エネルギーといった3大戦略的新興産業に関する発展計画と産業政策を打ち出した。自主革新力を生かし、全国初の国家革新型試験都市となり、特許協力条約(PCT)に基づく国際出願数では7年連続で全国トップ、社会全体の研究開発投資は域内GDPの3.64%を占め、独自の知財権を有するハイテク製品の生産高が60%を上回る。

 深センは第12次5カ年計画(2011-2015年)期間中、100-150の国家ハイテク産業発展プロジェクト、200-300の市級ハイテク産業化プロジェクトを立ち上げるほか、国家級工程(技術)研究センター、重点実験室、工程実験室、企業技術センターを50まで増やし、200以上の市級重点実験室、工程実験室、工程研究センター、技術センターを新設するほか、海外から50以上の研究チーム、1000人以上の人材を誘致、国内では1万人以上の人材を集める方針だ。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます