2011年01月17日-01月21日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年01月17日-01月21日 >  中国西部情報センターが稼動へ

中国西部情報センターが稼動へ

2011年01月21日

 22万平米以上、総投資額10億元近い中国西部情報センターが19日、成都高新区に完成し、稼動し始めた。これは中国初の国家級安全データセンターで、保管できるデータは1000TBを超え、5万の米国会図書館のデータに相当する。科技日報が20日伝えた。

 四川震災後の通信施設復旧・再建重点プロジェクト、中国電信(チャイナ・テレコム)が四川省政府と調印した戦略的協力協議の重要なプロジェクトを兼ねる同センターには4階建ての近代的な機械室があり、世界先端のクラウドコンピューティング、セキュリティ管理、運用・維持などの統一プラットフォームを導入し、データと情報の応用を一体化させ、信頼性、安全性、省エネルギー性が高いなどの特徴をもつ。すでに国家計算機応急協調呼応センターが同センターに国内初となる「国家級安全データセンター」の称号を授与することを決めた。

 同センターは今後、西部をリードする現代情報サービスを提供、強力なクラウドコンピューティングのプラットフォームをつくり、対外協力を展開していくほか、クラウドコンピューティング、モノのインターネット、モバイルインターネット、三網融合を代表とする最先端の情報技術の開発と応用を加速していく。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます