中国インターネット情報センター(CNNIC)が27日に明らかにしたところによると、2010年12月末現在、中国が所有するIPv4アドレス数は2億7700万にのぼり、通信キャリアも使用可能なIPv4アドレスをある程度所有している。中国新聞社が27日に伝えた。
1月24日現在、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)で割り当て可能なクラスAアドレスは残り7つ(1億1700万)となり、今年2月には分配が終了すると見られる。これは、あと数週間以内にIPv4資源が枯渇することを意味する。
CNNICの関係者は、「中国のIPv4アドレスは主に、いくつかの通信キャリアとCNNICが申請して取得したものだ。通信キャリアのネットワークと業務状況により、手持ちのアドレスで5-6年間は在庫が足りるというところもあれば、1-2年しか持たないところもある」と述べた。
中国の所有するIPv4資源も依然として欠如状態にある。CNNICのデータによると、中国はネットユーザーが世界最多の国であるにもかかわらず、中国に分配されたIPv4アドレスの数は世界18位となっている。
最新の統計では、中国のネットユーザーはすでに4億5700万人に達した。CNNICの関係者は、「IPv4アドレスの欠如はインターネットの中国での普及を制約し、新業務、新アプリの発展を制約することになるだろう。これは中国のネットワークインフラの安全と安定に影響を及ぼす。ユーザーにとっては、インターネットの接続料が高まることになるだろう」と述べる。