2011年01月31日-01月31日
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エネルギー需要、今年の伸び率鈍化へ

2011年01月31日

国家エネルギー局が発表したエネルギー経済情勢報告によると、マクロ経済のけん引により、昨年の全国のエネルギー経済の回復傾向は確実なものとなり、供給能力も益々保障され、エネルギー消費も持続的に回復、通年の全体的なエネルギー稼働率は安定を維持した。一方、今年の中国のエネルギー需要は安定的に増加するものの、伸び率はやや鈍化する見通し。人民日報が29日伝えた。

同報告は、2011年の石炭、電力、精製油、天然ガスの需要状況についても分析。うち、石炭消費が依然適度な伸びを示すが、マクロ調整政策、特に再生可能エネルギー発展目標と第12次5カ年計画(2011-2015年)の省エネルギー・排出ガス削減の影響を受け、石炭の需要は減速し、年間を通して需要の全体的なバランスがとれる見通し。電力需要は安定した成長を維持、社会全体の電力使用量は2010年比9%増の4兆5000億キロワット時前後となる。新規増加予定の電力設備は8000万キロワット、累計電力設備は年内に10億4000万キロワットに達し、電力供給能力はさらに強化される。

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