中国および世界の自動車製造業の「新鋭」である広東省は今年自動車産業に100億元以上投資して新規事業をさらに拡大し、自動車産業をさらに大きく、強くしていく方針だ。広東省発展改革委員会が明らかにした。新華社が13日伝えた。
資料によると、この10年間で、広東省は中国および世界でも重要な乗用車の生産基地となった。ちなみに2010年の生産台数は132万6700台で、全国第2位だった。
広東省は従来の広州、深センにあるいくつかの工場を拡張すると同時に、佛山と深センに新工場を建て、珠江デルタでエコカーを生産する工場をさらに増やす計画だ。同省が立てた2011年の重点建設事業計画によると、今年は佛山の一汽大衆(VW)、深センの長安標致(プジョー)などの重点事業に100億元以上を投資して重点的に取り組んでいく。
広東省の主要基地である広州自動車基地では現在、さらなる拡大、強化が計画されている。その計画には、東風日産のエンジン工場拡張事業のほか、東風自動車花都工場の乗用車60万台の生産能力拡張および関連事業、広汽本田増城工場の年間24万台の生産能力拡張事業、広州汽車自動車研究開発公司の製品自主開発・能力建設事業などが含まれ、今年の投資額は42億6000万元にのぼる見通し。