2011年02月14日-02月18日
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太陽フレアが発生 中国南部で通信障害

2011年02月16日

 中国気象局国家宇宙天気情報センターによると、15日午前10時頃、太陽黒点の活動領域でX2.2の大規模フレアが発生した。今回のフレア発生によって中国上空の電離圏が突然乱れ、短波通信に影響をきたした。第24太陽活動周期に入ってから初めての最大級「Xクラス」のフレアだった。科技日報が16日伝えた。

 15日午前9時56分、同センターは黒点の11158活動領域で、II型とIV型の電波現象を伴うX2.2のフレアが発生したことを観測した。前日14日未明、同じ活動領域でM6.6のフレアが発生、太陽電波量が第24太陽活動周期で最高となった。フレア発生後、太陽嵐が生じる兆候はまだ見られないため、地球への影響はさほどないと思われる。

 今回の大規模フレアによって地球の日照面の短波信号が弱まるか中断し、中国南部の短波通信に影響が出た。

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