文化部がこのほど発表した「2010年中国オンラインゲーム市場年間報告」によると、2010年のオンラインゲーム・モバイルゲームの市場規模は349億元に達し、前年比26.2%増加した。人民日報系の北京紙「京華時報」が16日伝えた。
同報告によると、昨年の両ゲーム市場は成長傾向を維持し、構造調整がメーンテーマとなった。市場規模349億元のうち、オンラインゲームの市場規模は323億元(同25.2%増)、モバイルゲームの市場規模は26億元(同40.7%増)だった。このほか現在、ラジオ・テレビのネットワークを利用したゲームが注目すべき市場を形成しつつある。
同報告によると、2010年の中国両ゲーム市場には目立った構造的変化が現れた。オンラインゲーム市場では、ブラウザゲームのシェアが前年比4.27ポイント上昇した。モバイルゲーム市場の伸びはオンラインゲーム市場を上回り、シェアが5年ぶりに同0.7ポイント上昇した。また企業の競争局面には一線企業が軒並み低迷し、二線企業が全体的に上昇するという変化が起きた。