2011年03月21日-03月25日
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中国・青島に「ゴム・バレー」を建設へ

2011年03月23日

 国内では現在、天然ゴムの価格高騰でタイヤの価格も底上げされている。中国では天然ゴムの原料の80%を輸入に依存しているため、中国企業はゴムの価格決定権を握る方法を何とかして探さなければならない。国際金融報が21日に伝えた。

 ゴムの生産で有名な山東省では2010年、各ゴム製品企業の売上高が1000億元を上回り、タイヤの輸出額だけでも50億ドル以上に達した。ゴム産業が発展している山東省は、中国のゴム産業振興を牽引するリーダーと定められた。中国のゴム産業を発展させるため、青島市では「第12次五カ年計画」の中で「ゴム・バレー」発展計画を打ち出した。「ゴム・バレー」の総面積は約3千ムー、2015年にはパークが基本的に完成する予定で、投資総額は約100億元に上る。「ゴム・バレー」の概念は米国の「シリコン・バレー」から来たものだ。ほかの産業クラスターとは違い、「ゴム・バレー」では「生態圏」式の発展モデルを採用するという。

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