2011年05月16日-05月20日
トップ  > 科学技術ニュース>  2011年05月16日-05月20日 >  中国初の宇宙実験室と「人工太陽」の模型を展示

中国初の宇宙実験室と「人工太陽」の模型を展示

2011年05月19日

 「第14回中国北京国際科学技術産業科学技術博覧会展覧会」が18日、国展センターで開幕した。中国初の宇宙実験室「天宮1号」の実物大模型や「人工太陽」と称される国際熱核融合実験炉(ITER)の15分の1模型が展示されている。「中国新聞網」が18日付で伝えた。

 「天宮1号」本体は太く短い円柱形で、直径は神舟宇宙船より大きく、ドッキングポートが前後に1つずつあり、船室を2つ持つ。中国有人宇宙飛行プロジェクト事務局は先日、今年後半に天宮1号を打ち上げ、神舟8号との初の無人ランデブー・ドッキング実験を行うことを明らかにした。

 初展示の「人工太陽」はさらに注目を集めている。中国と30数カ国が協力して開発するITERの15分の1模型だ。フランスに建設されるITERは現在世界最大の国際科学技術協力の1つで、中国、EU、インド、日本、韓国、ロシア、米国を中心に30数カ国が参加している。

※掲載された記事、写真の無断転載を禁じます